おでこのにきびは外的要因が強い
年齢の若い時は顔の上の方に、年齢を重ねると下の方に、にきびが出来ると言います。おでこ⇒頬⇒口元⇒あごの順です。
そういう意味で、小学生のおでこにできるにきびは、年相応ということでしょうか?
おでこのにきびの原因は、外的要因の方が強く、学校、お稽古事、塾など活動領域の広い小学生の場合、思わぬことが原因になっています。
特に、おでこから鼻にかけて、顔のTゾーンと呼ばれる場所は、他の場所より皮脂量が多く、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。
毛穴の皮脂を取り除くために、洗浄力の強い洗顔料や、スクラブ洗顔を行えば、逆に乾燥してにきびを増やします。
子供の肌は、大人の肌と比べると、1/2〜1/3の厚さしかありません。薄いため大人より慎重に、スキンケアには注意を払うべきです。
小学生がおでこ、にきびができる原因を上げてみます。
シャンプーやトリートメントが毛穴に詰まる
洗浄力の強いシャンプーで、肌を乾燥させて、にきびになります。
また、最近のトリートメント剤は、髪質を変えるほどしっとり感やツヤを出せます。髪に高い保湿力のあるトリートメント使っても、十分に洗い流さないお子さんもいます。
前髪に残ったトリートメント剤が、おでこの毛穴を詰まらせ、にきびにしてしまいます。
シャンプーやトリートメント剤は、低刺激なものを選びます。
シャンプーが苦手なお子さんであれば、子供用に別に用意することも検討します。
また、髪は大気汚染や空気中の汚れを吸い寄せます。
前髪を下ろしているなら、おでこに汚れが付着します。髪をピンで留めたら、にきびが治ったなんてこともありますよ。
帽子や剣道の防具などが、毛穴を塞ぐ
にきびが出来る原因は、毛穴に皮脂が詰まり、空気に触れなくなるためです。にきびをつくるアクネ菌は、皮脂を餌にして空気を嫌う性質があります。
運動時に身につける帽子や剣道の防具が、おでこに空気を触れにくくします。
さらに、汗で汚れていて細菌も数多くいれば、にきびが増える環境そのものです。
帽子はこまめに洗濯をし、防具はおでこに防具が直接あたらないように、手ぬぐいでしっかりガードさせます。防具を共同で借りるというのではなく、専用の防具を購入するというのも方法です。
他、スポーツチームなどに入っているなら、子供が使うタオルやユニホームなどを、定期的に持ち帰り洗濯しているかチェックして下さい。男子などは、めんどくさがり、毎回同じタオルを使っていたなんてことが、あるはずですよ。
保湿クリームを使う
皮脂の分泌量がピークを、迎えるのは15歳ぐらいです。
6歳ぐらいが一番皮脂が少ない時期で、小学校へ上がると年々増えていきます。
皮脂の分泌量を知り、過剰な保湿ケアは控えましょう。
特に大人が使うような保湿クリームは、浸透力が高く、肌の隅々まで行き渡りますが、薄い子供の肌には許容量がありません。
小学校高学年になるに従い、自らの肌が分泌する皮脂も加わり、行き場がなくなった皮脂は保湿クリームともども、毛穴を詰まらせます。
顔の中で、皮脂分泌が最も高い、おでこに1番先に出来るはずです。
よく言われているニベアや馬油などで、シンプル保湿をおすすめです。
(参考記事:子供ニキビは付き合い方が決め手です。)