何故、石けんでの洗顔を小学生ににきびにススメルのか
石鹸には、汚れを一度に落とせないという特徴があります。洗浄力が落ちたと思った時は、新しく泡を作り洗浄し直さなくてはならないのです。
面倒ですか?
いいえ、肌に優しいのです。
早く、簡単に汚れを落とそうとして、強い洗浄力のある洗顔料を一度に使うと、肌にとって大切な天然のクリーム(皮脂膜)や、外部からの刺激から肌を守っているバリア機能までも、壊してしまうからです。
ニキビができた肌は、ニキビの進行度合いによっては皮膚の奥深くまで傷ついている場合があります。強い洗浄力を持つ洗顔料は、そうした痛んだ箇所をさらに広げてしまう可能性があります。ニキビが治らないどころか、傷が大きくなるばかりです。
ニキビが無い所でも、強い洗浄力のある洗顔料は、肌を乾燥させる傾向にあります。
肌が乾燥すると、皮膚は「何とかこの危機を打開しなくてはならない」と多くの皮脂を分泌させて、肌を潤すのです。
過剰な皮脂がニキビ菌の餌となり、ニキビは膨れ上がってしまいます。
石鹸が良いと言われる理由は、余計な皮脂だけを落として、肌に優しいという理由からなのです。