子供ニキビ対策

亜鉛不足はにきびだけでなく、子供の成長にマイナスになる

亜鉛不足は、亜鉛欠乏症として、大人でも子供でも様々な症状を引き起こします。
ことに子供の場合は、成長ホルモンの分泌を助け、身長と関係しているといわれていて深刻です。
カキ

 

亜鉛は足りなくても多すぎてもいけない

といって亜鉛をサプリ等で過剰に摂取すれば、男性ホルモンの分泌量を増やすなどして良くありません。
男性ホルモンは皮脂分泌を増やす働きを持っていますので、毛穴に皮脂を詰まらせる原因を作りニキビができやすい肌になります。

 

亜鉛の適性摂取量と上限摂取量は年齢毎に定められていますが、サプリメントを使わずに通常の食事で摂るように心掛ければ、過剰摂取にはなりません。

 

亜鉛不足を防ぐ方法

子供ニキビの原因として、食生活があげられています。甘いものや油っこいものは、皮脂分泌を増やすからです。
そうした食生活を行っているお子さんがニキビを作りやすいことも、後押ししてこのような説が主流になっていますが、もう一つ思い当たる点があります。
こうした食事でお腹一杯になって、亜鉛を含む食品を食べないことです。

 

亜鉛を多く含む食材

亜鉛を多く含む食材は、下記のとおりです。
非常にじみですねぇ〜。思わず子供は、食卓で弾いてしまうものばかり。
子供の味覚には、合わないと言った方が良いかもしれません。

 

亜鉛を多く含む食材。
カキ、豚肉レバー、カニ缶、コンビーフ、ウナギ、鶏レバー、サンマ、切干し大根、しじみ、あさり、ナチュラルチーズ、ごま、凍み豆腐、抹茶などとなります。

 

偏食が亜鉛を遠ざけている

亜鉛は摂取しずらい、ことに偏食が多いお子さんの場合は要注意です。
インスタント食品や加工食品、スナック菓子は、亜鉛を取り除いた生成された小麦粉が使われていますので、小麦胚芽に含まれる亜鉛は期待できません。
カップ焼きそば

 

不足しがちになることに加えて、亜鉛は体の中で消費しやすい成分でもあります。
激しい運動や精神的なストレスがかかると、亜鉛は消費されます。

 

食材の中に亜鉛を体が吸収するのを、阻害する成分もあります。
食物繊維は亜鉛等のミネラルを吸収してしまい、体に栄養を分けません。フィチン酸は亜鉛と結合して、同じく体にはいかないのです。
手軽に食べれるインスタント食品に含まれる、食品添加物も亜鉛の吸収を阻害します。

 

亜鉛不足がニキビになる理由

亜鉛不足は、上記にあげた成長障害のほかに、様々な症状を引き起こします。

 

皮膚に関して言えば、皮膚細胞の新陳代謝が衰えるために、外部の刺激から弱い肌を作ります。
肌荒れを起こしやすく、肌を覆っている角質層は剥がれてしまい、毛穴に溜まらせます。
肌荒れを守るために分泌された皮脂は、必要以上に多く、毛穴に入り詰まらせていきます。

 

もし、ニキビが既にあり炎症が起きていたならば、肌再生が間に合わずに、炎症が広がっていくばかりの状況になります。
にきびによって作られるクレーターは、肌再生の遅れるために細菌が入り込み、肌奥まで凹ませてしまうことが原因です。

 

バランスの良い食生活が亜鉛の吸収を助ける

食生活をバランスよくとり、亜鉛の吸収を助ける食材である、梅干しに含まれるクエン酸やレモンに含まれるビタミンCなどを一緒にとると、有効なようです。

 

食事はバランスが大切です。
亜鉛だけにこだわらずバランスのとれた食事生活を望みます。

 

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