肌環境が壊れたら、保湿力を上げるケアは必要
ニキビはもともと過剰分泌された皮脂が、毛穴につまってできるものです。
ニキビができる子供は、皮脂が多く保湿力もあるはずです。新陳代謝も活発で新しい肌は大人と違って次々に作られます。
なので、保湿ケアは必要はないと言うのが当サイト主旨でもあります。
過剰なケアが皮脂膜を失う
ただ、過剰に出る皮脂を気にされるあまり洗顔しすぎり、殺菌力のある薬を使いすぎで、肌を乾燥させていませんか?
この皮脂をとることと、殺菌することがニキビ悪化の原因になることもあるのです。
人の肌は薄い皮脂膜を作り、外部の乾燥や雑菌から守る働きをさせています
皮脂膜とは、皮脂と垢(不要になった角質)と汗と、顔の上の常在菌と呼ばれる微生物の働きで作られています。
皮脂のヌルつきを気にし過ぎて、この膜まで剥がしてしまうと、外部から雑菌の侵入を許します。
殺菌力のある薬で、良い細菌まで殺してしまっても同じです。
皮脂膜が少なくなると、ニキビが好む環境になる
通常ニキビをつくるアクネ菌は、健康な肌にもいる常在菌でもあります。一説には保湿にも役立っているそうです。
ただ、毛穴のような空気のない状態であったり、肌環境が中性からアルカリ性に変わると繁殖を繰り返しニキビを作り始めるのです。
健康な肌は、弱酸性です。
肌を守るべき皮脂膜が少なくなると、弱酸性の肌は中性からアルカリ性に変っていきます。
ニキビによって好都合な環境になってしまうのです。
子供のニキビは簡単に治るはずなのに、悪化させて困っている原因の一つに過剰なケアはないでしょうか?
一度、肌環境が壊れてしまうと、子供の新陳代謝をもってしても回復は難しくなります。
お砂糖の保湿力を皮脂膜の代わりにつかう
毎日食べるお砂糖には、吸水、保湿力があります。黒豆が柔らかくふっくらしているのは、単に水を吸ってふやけているためではありません。
砂糖が水分を浸透させて、黒豆の内部で水分と一緒に膨れ上がっているためなのです。
この砂糖の粒子を細かくして、肌に浸透しやすいようにオイルを砂糖の粒、一粒一粒に包んだスキンケアがあります。
オイルに包まれた粒子を、濡らした顔に載せます。オイルにくるまれた砂糖は、体温と水分で肌奥に浸透していきます。
まるで、黒豆の中に砂糖が入り込んでふっくらするように、肌内部の弱った部分を水分でうるおしてくれるのです。
肌に入り込んだ水分は、外部刺激を遮断しニキビができにくい肌環境を作り上げていきます。
商品は湿気た砂糖で大変武骨なのですが、低刺激な保湿剤としては役に立つはずです。
こちらに、使ってみた感想を載せておきました。 乾燥肌でない子供もニキビができると、乾燥してカサつきます