毛穴が開く原因を避ける工夫を
成長期の小学生の毛穴は弾力があって、皮脂がたくさん詰まっても、入浴中にさっと顔を洗えば、簡単に取れるものです。水分と油分のバランスも良いので、詰まった皮脂で広げられた毛穴も元に戻るのが普通。
ただ毛穴が開いたままであったり、黒ずんだりすることもあります。原因は、一つではありませんので、現在考えられるものからまとめてみます。
いずれも原因を、避けることが必要です。乾燥から守るために、大人が使うスキンケアを使うことは逆効果となります。
大人が使用する化粧品を使っていませんか?
試供品で貰ったり、温泉などに置いてあるボディソープを使ってみると、その濃密なテスクチャーに驚くことがあります。洗い流しても、肌にまとわりついた感覚が抜けません。
シャンプーも高額になると、髪をしっとりさせるために沢山の美容成分を配合させています。仕上がりは確かに、つるつるサラサラですが、すすぎの際、体についたシャンプー剤が気になることも事実です。大人の傷んだ髪用のシャンプーは、子供の毛穴を詰まらせます。
顔だけでなく髪もボディも、皮膚は保湿を十分行うべしといったケアが、主流になりました。
大人の肌と子供の肌は違います。子供も、大人が使用するボディソープやシャンプー、洗顔石けんを使ってしまう家庭もあるようです。子供には不必要な美容成分は、皮膚に浸透することなく毛穴に詰まりますが、皮脂のように簡単に取れません。少しづつ溜まって毛穴を開かせ、黒ずみにつながっていきます。
アレルギー体質ではありませんか?
アレルギーに悩まされる子供は、増えました。空気中に含まれる大気汚染、PM2.5 、黄砂、花粉などが原因で、アレルギーや肌荒れを起こす子供もいます。空気中の細菌以外にも、食べ物で肌が赤くなったりすることもあるようです。
アレルギーの増加は、戦後の清潔の生活環境のせいとか、食生活の変化と言われています。アレルギーやアトピー性皮膚炎で悩まされるお子さんは、増加するばかりです。
実際に症状が現れていなくても、同じ時代に育つ子供、やはり皮膚の免疫力が低下の傾向にあります。
アレルギーや肌荒れしやすい皮膚とは、バリア機能が弱く、乾燥しやすい肌です。こうした肌は、やがて毛穴の弾力を失い、開きやすくなります。
皮膚の免疫力の低下が、毛穴の開きにつながります。PM2.5、黄砂、花粉などは、テレビの天気予報の中で飛散情報が流れます。多い日は、外出をできるだけ控え、外出せざるを得ない日は、付着した服から花粉などを充分に払っておきましょう。
顔の産毛をシェービングしている
ふっくら柔らかい肌に生えている産毛は、大人が考えている以上に本人にとっては深刻な悩みです。成人女性のようにメイクで誤魔化すこともできずに、剃刀でシェービングをする親御さんもいます。
柔らかい子供の肌には、剃刀の刃は、相当な負担です。成長期を過ぎた肌は、角質がたまりやすいこともあり、シェービングが美肌になりますが、子供の場合は角質層を剥がし過ぎてしまいます。
保湿機能のある角質層を薄くすることは、乾燥肌につながり、毛穴を開かせてしまうのです。
対策としては、シェービングの周期を開けるとか、ハサミで切るとか、抑毛ローションを使用するなどの方法があります。
【外部参考記事】
毛深いことは、子供の感性では目立つので、心の傷は深刻